ボリビアでのクーデターを糾弾する。モラレス大統領が辞任。キューバ政府が抗議声明。

  • 2019.11.12 Tuesday
  • 00:13

モラレス大統領が再選に勝利した後、反政府勢力がこれを認めず、指導者や活動家対する激しい暴力的な攻撃、ジャーナリストへの脅迫、住居への放火などの騒乱を起こしてきましたが、ついにモラレス大統領は辞任を余儀なくされました。私たちは、このクーデターを強く非難します。キューバの外務省はただちに抗議の声明を発表しました。ベネズエラ、メキシコ、アルゼンチン、ウルグアイ、そしてロシア、中国もモラレス支持を表明しています。

 ボリビア大統領エボ・モラレスは、1010日、反政府勢力の暴力と脅しの中で、軍が右翼クーデターを支持して後、辞任しました。副大統領ガルシア・リネラも辞任。OAS(米州機構)が新たな選挙を要求、モラレスはそれを受け入れましたが、反政府勢力は暴力活動を継続。軍がモラレス辞任を求めたことで、モラレスは辞任を決意するに至りました。

 モラレスの辞任の前に多くの閣僚や政府高官が右翼の暴力と脅しで辞任していました。 116日、一連の暴力が強められた。118日には、極右反政府勢力が軍と警察への働きかけを強化。政府支持のジャーナリストへの攻撃も行われるに至りました。モラレスは、政治的判断でOASの要求を受け入れ、暴力をやめさせ対話へ向かうことを意図しましたが、望む結果が得られませんでした。

 

ブログ「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」の11/11記事をご覧ください。

http://latinpeople.jugem.jp/?eid=1214

 

このクーデターの動きに対し、キューバ外務省は即座に声明を出しました。

 

キューバ大使館からいただいた声明文は以下の通りです。

 

キューバ大使館資料

 

キューバ外務省声明

 

 去る10月20日、広範な国民参加の下で大統領選が実施され、ボリビア国民はエボ・モラレスをボリビア多民族国大統領に選んだ。国内・地域内右翼による工作や帝国主義、徹底したメディア戦争に打ち勝ったモラレスの歴史的な勝利は同時に、「パトリア・グランデ」(大きな祖国)全体の勝利でもある。

 

 選挙当局及び投票で示された国民の負託を認知せず、ボリビアの野党勢力は米国と地域寡頭支配層の支援と誘導を得てクーデターを実行し、国民の目から選挙結果を覆い隠そうとした。野党のクーデター戦略によって国内で激しい暴力行為が展開された結果、死者と数百人の負傷者が出た。糾弾すべきことに、先住民への人種差別的な行為も見られた。

 

キューバ共和国ミゲル・ディアスカネル大統領は「合法的なボリビア大統領に対するクーデターが進行している。野党は選挙の敗北を認めようとせず、憲法秩序に反して暴力に訴えている」と表明した。

 

 我々は合法的なボリビア大統領に対するクーデターを強く非難し、すべての関係勢力に向けて、この危険な工作をやめるよう呼びかけるものである。これはボリビアと地域全体の安定にとって脅威である。

 

エボ・モラレス大統領は各政党にボリビアの和平に向けた対話を呼びかけた。呼びかけは改めて公正性と政治的資質を示すものであり、我々はこれを支持する。モラレス大統領はさらに、暴力的なデモの主催者らに「深い反省」を呼びかけ、国民には民主主義を擁護するため結集するよう求めた。

 

 キューバ政府と国民は、ボリビアの合法的に選出された大統領であるエボ・モラレス、ならびに同氏が大多数の利益を目的に進めている「変革プロセス」に対し、確固たる支持を表明するものである。同プロセスは反論不可能な成功を収め、素晴らしい経済成長や先住民の権利要求をはじめとする目覚ましい社会的前進が達成された。我々は国際社会に向けて、正当性と和平の側に立つよう、国際法及び「ラテンアメリカ・カリブ海の平和地帯宣言」の基本理念を遵守し、帝国主義と寡頭支配層によるクーデターを糾弾するよう、呼びかけるものである。

 

2019年11月9日、ハバナ

 

 

 ブログ「ラテンアメリカの革命的大衆闘争」の11/11記事によれば、モラレスとガルシア・リネラはコチャバンバ県のチモレに留まって、人民と共に活動する予定で、「我々は戻ってくる。テュパック・アマル兇言ったように数百万になる。」とモラレスは宣言しています。

 

私たちもクーデターに抗議し、モラレスを支持しなければなりません。

 

以上

 

 

 

 

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