「アメリカは介入するな!マドゥーロ大統領支持緊急集会」報告

  • 2019.02.08 Friday
  • 00:39

1月23日にベネズエラの首都カラカスで開かれた反政府集会において、フアン・グアイド国会議長が、突然に自らがベネズエラの大統領だと宣言し、これを米トランプ大統領が即刻承認し、これに続いてコロンビア、ブラジル、アルゼンチンなどリマ・グループと呼ばれる右派諸国が米国に追随し、また、EU諸国もこれに続きました。米トランプ政権は、「あらゆる選択肢がテーブルの上に」と軍事介入をにおわせて恫喝をかけるという事態になっています。ブエノス・アミーゴスは、マドウーロ大統領、ベネズエラ国民を強く支持し、連帯の意志を固めるべく、23日に都内で「アメリカは介入するな!マドウーロ大統領支持緊急集会」を開催しました。以下、集会の報告です。

  集会では、〆2鵑諒討虜動は、2002年の反チャベスクーデターに次ぐ極めて危険なベネズエラ内政干渉であること、▲泪疋Α璽軅権の存続とボリバル革命の進行そのものが、世界の革命か反革命か、進歩か反動かの政治的焦点として浮かび上がった、“自僭”大統領のグアイドを米、リマ・グループ、欧州政権が支持したが、キューバ、ロシア、中国、ボリビア、メキシコ、トルコ、ウルグアイなどの諸国がマドウーロ大統領支持を強く表明している、ぅ戰優坤┘藕馥癲及び世界各地でマドウーロ大統領支持、米の内政干渉にNO、の行動が広がっている、ことなどが報告されました。

 

               報告ファイル全体はここをクリックしてご覧ください。  

 

さらに、ベネズエラを取り巻くラテンアメリカ諸国の情勢と人民の革命的な闘いについての報告があり、特に今回のクーデターを促進させた要因の一つとして、ブラジルとコロンビアの極右政権の誕生があること、しかし反対に中道左派のAMLOが大統領に就任したメキシコは、リマ・グループの中で米の介入に反対したことなどについても議論し、加えて各国で労働者人民・学生が貧困・抑圧からの解放のために闘っている姿を学び元気づけられました。

 

                  報告ファイル全体はここをクリックしてください。

 

 

集会参加者は一同、日本においてもマドウーロ大統領支持、米帝国主義のベネズエラ内政干渉に反対の声を上げ続ける意志を表明し、集会アピールを採択しました。同アピールは大使館経由で、ベネズエラにも届けてもらうこととしました。

 

                        

 

                        集会アピール 

                                                   2019/02/03          

ベネズエラ独裁打倒61周年の123日、政府支持派と反政府派はそれぞれ集会・デモをおこないましたが、その反政府集会で、国民議会議長に就任したばかりの無名に近いグアイド氏が、突然に、暫定大統領を自称する演説を行い、これを直ちに米トランプ大統領が支持しました。これに続いてコロンビア、ブラジル、アルゼンチンなどリマ・グループと呼ばれる右派諸国が米国に追随し、また、EU諸国もこれに続きました。米トランプ政権は、ベネズエラの生命線である国営石油公社の在米資産を不法に差し押さえ、「あらゆる選択肢がテーブルの上に」と軍事介入をにおわせて恫喝をかけています。

 

私たちは、憲法に則って正当に選出されたマドゥーロ政権を、国外から転覆させようとする米トランプ政権のクーデター策動を断じて許すことはできません。

 

このクーデター策動は、ベネズエラ国内の野党勢力の四分五裂の状態に業を煮やし、米国が直接に介入するために周到に計画されてきました。20185月のマドゥーロ大統領再選を米国は不承認、8月のドローンを使ったマドゥーロ大統領の暗殺未遂、11月ボルトン大統領補佐官によるマドゥーロ政権打倒の呼びかけ、などに続いて、今年に入り加速し、15日に知名度の低いグアイド氏が輪番制で国民議会議長に就任するやポンペイオ国務長官が直ちに支持し、110日のマドゥーロ大統領2期目の就任に対して不承認を表明し、メキシコを除くリマ・グループ諸国に追随させてきたのです。

 

私たちは、この米国の策動を露骨に支持する大手メディア(日本を含む)の歪んだ報道にも強く抗議します。彼らが外国からの介入を正当化する理由は主には次の3つです。2018年大統領選は弾圧の下で行われ公正ではなかった、と。しかし、選挙は完全に憲法にしたがって行われ、国際監視団によって認められています。野党の一部は参加しており、他の有力野党は敗北と見てボイコットしたのです。マドゥーロの圧勝を認めるべきです。経済的危機に対処できていない、と。確かに危機は深刻ですが、この危機をつくりだしている最大の原因は米国による経済制裁です。米国が経済制裁と介入をやめれば危機からの脱出は可能です。ベネズエラから何百万人もの人が人道的危機で国外に脱出している、と。この報道は検証を必要とします。コロンビア国境を同じ日に行き来する人たちが何十万人もいることや、脱出したベネズエラ人が迫害に遭って帰国しているという事実も含めて検証されるべきです。

 

どの理由も、ベネズエラの外部から、正当に選ばれた大統領を米国の意に沿う人物にすげかえることを正当化できるものでは決してありません。米国は直ちにベネズエラから手を引くべきです。

米国のクーデター策動に反対し、マドゥーロ大統領を支持する声明や行動がベネズエラ国内、国外で湧き上がっています。ベネズエラ国内では、軍、最高裁、検事総長、全国選挙管理委員会、19州の知事(23州のうち)が支持し、131日には米介入への抗議行動がカラカスの繁華街で行われました。ラテンアメリカでは、キューバ、ボリビア、ニカラグア、ウルグアイやメキシコなどがマドゥーロ大統領を支持しています。リマ・グループのパナマも軍事介入反対を表明しました。さらに、国連事務総長がグアイド議長の要請を拒否し、対話を呼びかけました。中国、ロシア、トルコ、シリア、イタリアなどがマドゥーロ大統領支持を表明しています。そればかりでなく、世界の反戦平和運動、様々な社会組織、共産党、労働者党も「米は手を引け」「マドゥーロ支持」を表明しています。

 

私たちは、ブエノス・アミーゴスの活動として、ベネズエラ人民の果敢な闘い――コミューン型の、参加型民主主義の、貧困を撲滅する、持続可能な社会の実現に向けた闘い――を支持し、学んできました。ベネズエラ人民に連帯して、微力ながらも「米は介入するな!マドゥーロ大統領支持!」の声を大きくあげていきましょう。

                                           以上

 

                          

 

 

 

集会の最後には全員が「U.S. Hands Off Venezuela!」「私たちはマドウーロ大統領を強く支持する!」「Only One President Madulo」などのプラカードを胸に、ボリーバル革命支持、マドウーロ大統領支持、米帝のクーデターの陰謀断固反対、の声を高く上げました。

 


 

トランプ大統領は、5日の一般教書演説で、ベネズエラについて、「2週間前、米国は正式にベネズエラの正当な政府とグアイド国会議長を暫定大統領として承認した。我々は自由を求めるベネズエラの人たちを支持し、残虐なマドゥーロ政権を非難する」と述べています。まさに内政干渉=クーデターを企んでいるのです。私たちはトランプ大統領を断固として糾弾し、マドゥーロ大統領、ベネズエラ国民を支持し、強く連帯しましょう。ベネズエラを歪曲して報道する日本のメディアに抗議の声をあげ続けましょう!

 

 


 

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